Katie Lilou

主題から外れて右往左往した挙句、ふんわり煙に巻き空を駆けて行方不明になる、にんじゃりばんばんブログ。

メンヘル苦手な人は閲覧注意。

 前田仁という方の作成したサイトを閲覧しました。オリジナルは凍結されているそうなので、アーカイブですが。

 この方、動画配信で自身の最期を公開されたわけなんですが、一応、ご本人が書いていらっしゃる理由としては「母親を驚かそうと思った」そうで。

 

 こういった内容の配信は途中で運営から中断措置を受ける場合が多いみたいですね。 この時は それを避ける為に、配信された動画は真っ暗な状態で、ほぼ音声のみだったようです。

 私自身は音声を聞いていません。発見した母親の声を書き起こした文章を読んだだけですが、それでも結構 精神的にダメージが来ました。

 このテのものは、受け取り側の その時の状況によって捉え方が違ってくるものだと思いますが、やっぱり息子がいる身としてはキツイものがありますね…。

 

 仁さんはサイトの他にツイッターやブログもやっていたようで、私は未読なんですが、感想などを ざっくり読んだ感じでは割と紳士的な書き込みだったようです。

 それとは別に2ちゃんねるに書き込んだ際のログも公開していて、そちらは まるで別人のような荒ぶり方だそうで。

 

 サイト読んだ感じだと、一見すると文章は まだマトモなんですよね。ただ逆に、普通に読めてしまうが故に、節々から漂う不穏な空気が怖かったり哀しかったりします。

 人生を振り返る上で、自身の画像から自宅・両親・兄弟の画像、今まで関わった方の実名なども公表されてしまっているので、一種の告発文的な意味合いもあるのかな。

 特に お姉さんの同級生の方なんかは、本名どころか卒業アルバムの画像まで晒されてしまっているので…これ ご本人は ご存知なんでしょうか…個人情報保護の観点から言うと完全にアウトだと思うんですけども。

 

 一種、精神的に不安定な方 特有の雰囲気っていうのかな…自分も そうなんですけど、嫌な記憶はホント細かく覚えているんですよね。

 そういった出来事を実名を交えてすごく淡々と書いてあるので、読んでいて辛いものがあって。熟読すると、感化されやすい人は病むと思います。

 やっぱり亡くなった方の遺した文章だと意識して読むと印象が違いますからね…。 

 

 昔、南条あやちゃんという女子高生の、ネット上で公開していた日記(当時はブログが無かったので)を読んでいた事も ありましたが、彼女の文体は そこまで病んでいる感じは しなかったんですよね。内容は所謂メンタルヘルス系だったんですけど。

 

 あと、関連キーワードとして二階堂奥歯さんという方の日記が出てきたので そちらも読みましたが、この方の場合は逆に文章が しっかりし過ぎていて闇を感じさせるような印象を持ちました。

 趣味嗜好が似通っている部分もあり、色々と考えさせられました。